相場の訓言「天神底」・・・大橋直久

株式相場・投資の訓言・格言「天神底」 <br /> <br />大阪で天神祭の行われる7月25日前後に底を入れやすいということです。 <br /> <br />株主総会が集中する6月下旬は企業が自社株買いなどで株価を安定させたいということで堅調であるが、7月に入り総会が終わると相場は崩れ、月末にようやく下げ止まるという。 <br /> <br />大橋直久 <br /> <br /> <br />■■■　参考になりそうな過去の相場・金融ニュース　■■■ <br /> <br />2002年10月 <br /> <br />情報技術の時代。だが愛知の製造業が出荷額日本一を誇り、自動車産業をはじめ大企業が盤石でいられる陰には、小さな町工場で働く人々の「手」がある。人間が自らの手によって営んできた行為－－〈ものづくり〉の尊さを、この土地は思い出させてくれる。 <br /> <br />◆「現場第一主義」貫く <br /> <br />何もないところから新しい価値をつくる。「化学」とはそういうものだ、と <br /> <br />野依（のより）良治６４は考える。昨年、ノーベル化学賞を受賞した名古屋大大学院教授の郷里は、兵庫県。少年時代は「ごんたくれ」といわれた。関西弁で「やんちゃ」の意味だ。 <br /> <br />京大工学部助手だった一九六八年に招きを受けて名大理学部の助教授となって以来、名古屋で暮らす。「おおらかで、自分をあまり強く主張しない土地柄。広い、大きな可能性を感じさせてくれます」。そこに根を下ろした研究生活が、大輪の花を咲かせ実を結んだ。 <br /> <br />ただ一つ、残念なのは「大学が、学生たちに魅力あるところと映っていない」こと。名大は今や、化学の分野では世界に誇れる人材と実力を持つと自負しているが、日本ではその輝ける存在を知る学生が少ないようだ。 <br /> <br />今年は、豊橋市出身の東大名誉教授・小柴昌俊がノーベル物理学賞を受賞する。「日本の科学界の底力を見せた」ことを喜び「二十世紀はモノを『作』り製『造』してきた時代だが、二十一世紀は『創（つく）』る時代」。 <br /> <br />自身は受賞後、その持論を説く講演に東奔西走。創ること＝研究に打ち込める時間が足りないのが、悩みの種だ。 <br /> <br /> <br /> <br />「万博は、ものづくりの技を世界に披露する場」。二〇〇五年に開かれる愛知万博を主催する博覧会協会の会長 <br /> <br />豊田章一郎７７は、トヨタ自動車名誉会長。 <br /> <br />静岡から三河に出た祖父・豊田佐吉が興した自動織機会社の「自動車部」がトヨタの始まりだった。創業者・喜一郎の長男に当たる。 <br /> <br />自身は名古屋で生まれた。「子供のころは、毎年、蒲郡の海岸に泳ぎに行ったもんだよ。波が穏やかでね、海水がきれいなんだ」 <br /> <br />戦後の大争議直後に父が急死し、二十七歳で取締役として入社する。大学卒業後の数年間、親類が営む北海道・稚内の水産加工会社で、竹輪や蒲鉾（かまぼこ）を焼いていた時期もある。現場第一主義を貫き、名実ともに「世界企業」に育て上げた。 <br /> <br /> <br /> <br />社会勉強のつもりで入ったトヨタは、大争議で揺れていた。ノンフィクション作家 <br /> <br />上坂冬子７２は、社内で起きていることを「職場の群像」というタイトルでまとめ、出版した。まだ三十歳にもならないＯＬ時代のことだ。「もう社には残れない」と、出版をきっかけに退職してしまった。 <br /> <br />東京・麹町に生まれ、両親の実家のあった豊田市に移り住んだ。退職時の勤務地が東京だったので、そのまま東京に残って精力的に執筆活動を続けた。当時の女性社員仲間が今は役員夫人になっているなど、トヨタとはなお縁がある。「張富士夫社長が入社して最初に読んだのが『職場の群像』だったそうで、人を介して『一度会いたい』と言ってくれました」。人生の転機が訪れた職場を懐かしむ。 <br /> <br />ＪＲ東海会長の須田寛７１は、古い織機やレンガ造りの工場など、優れた産業遺産を広く紹介する「産業観光」に力を注いでいる。 <br /> <br />以前、名古屋の産業技術記念館に入ったら、数えるほどしか見学者がいなかった。「観光資源の活用が立ち遅れている」現実に、歯ぎしりする思いだった。 <br /> <br />洋画家・須田国太郎の長男。京都で生まれ育った。国鉄時代は、特急の回送車両に通勤客を乗せる「ホームライナー」を発案するなど、アイデアマンとして知られた。「かつて分割・民営化したＪＲを温かく迎えてくれた地元に、今度は私どもがご恩返しする番です」。伝統産業の紹介に取り組むゆえんだ。 <br /> <br /> <br />◆家業は大きくするより続かせる <br /> <br />家業を継ぐのは長男と決まっていた時代に、名古屋の旧家で醸造業の「盛田」を継いだのは二男だった。今は会長の <br /> <br />盛田和昭７９である。少年時代、兄の昭夫は模型づくりに熱中し、和昭はといえば屋外で駆け回っていた。昭夫は戦後、井深大とともに町工場をソニーに育て上げる。ある日「昭夫君と一緒に仕事をさせてほしい」と訪ねてきた井深の申し出を、父の久左ェ門は聞き入れた。「兄貴がやりたいのなら」と素直に受け入れた弟は、こう考えた。どんな時代にも酒・みそ・しょうゆはなくならない。家業は大きくするより、いつまでも続かせることだ……。創業期のソニーは、この盛田の資金と販売網に支えられた。 <br /> <br />「うちの家系はお酒はあまり飲めないんだ」と笑う。五年前に昭夫の長男・英粮（ひでお）に社長を譲り、肩の荷が下りた。会長室でピアノを弾く部屋の主は、名古屋の経営者でつくる「丸八会」の会長も務めている。 <br /> <br /> <br />参考： <br />https://www.hokenwelina.org/ <br /> <br />https://ameblo.jp/my-asset/