震災遺構の荒浜小学校内部を公開 2017年04月27日

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震災遺構の荒浜小学校内部を公開 <br />2017年04月27日 16時18分 <br />東日本大震災の教訓を伝える震災遺構として整備が進められてきた仙台市の荒浜小学校の内部が27日、報道関係者に公開されました。 <br />仙台市の荒浜地区は震災の津波でおよそ200人が犠牲となり荒浜小学校も校舎2階まで津波に襲われましたが避難していた320人はその後、全員救助されました。 <br />仙台市は震災遺構として保存するため荒浜小学校の改修工事を進めてきましたがこれまでに完了し、整備された校舎内部が27日、初めて報道関係者に公開されました。 <br />校舎は被災当時の状態をできるだけ残して保存されていて、校舎の中には津波の痕跡が残るキャビネットや津波に巻き込まれて止まった時計などが展示されています。 <br />また、震災直後に校舎に避難し救助された人のインタビュー映像や、震災前の荒浜地区の風景や祭りなどの写真も見ることができます。 <br />荒浜小学校は29日の記念式典に続いて今月30日から一般に公開される予定で、今後、校舎ではかつての住民などによる語り部も行われる予定です。 <br />仙台市防災環境都市推進室の松村光課長は「地域の人たちの協力によって貴重な資料や証言を集めることができた。震災の風化を防ぐためにもぜひ多くの人に訪れて欲しい」と話しています。

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