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被爆語り部の松原美代子さん死去 2018年03月30日

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被爆語り部の松原美代子さん死去 <br />2018年03月30日 19時17分 <br />語り部として、国内外で、みずからの被爆体験を証言し続け長く広島の平和運動を支えてきた松原美代子さんが、先月、亡くなっていたことがわかりました。 <br />85歳でした。 <br />松原美代子さんは、12歳の時、爆心地から1.5キロの場所で、建物を取り壊す作業をしていた際に被爆して大やけどを負い、一緒にいた多くの同級生を失いました。 <br />松原さんは、戦後、広島の被爆者の語り部グループの代表として、被爆体験の証言活動を担い、原爆が投下された時の様子を絵に描いて伝える取り組みなども行ってきました。 <br />活動は国内だけにとどまらず、独学で英語を学んだうえで、世界10か国以上を訪れて核兵器廃絶の重要性を訴えたほか高齢になって体が思うように動かなくなってからも動画などで証言を発信し続け、長く広島の平和運動を支えてきました。 <br />松原さんは、数か月前から体調を崩し、療養していましたが、先月10日に広島市内の自宅で、穏やかに息を引き取ったということです。 <br />85歳でした。 <br />葬儀は、先月12日に、親族だけでとりおこなわれたということで、喪主を務めた松原さんのおいで、広島大学大学院の松原昭郎教授は「証言活動に身をささげ、証言を聴いた人からの手紙や贈り物を大切にしていました。活動が続けられたのは、まわりの方の大きな支えがあったからで、お世話になったすべての方にお礼を申し上げたいと思います」と話しています。

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