“旧加納町役場”解体始まる 2016年01月26日

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“旧加納町役場”解体始まる <br />2016年01月26日 12時38分 <br />大正時代の洋風建築で、国の登録有形文化財である岐阜市の旧加納町役場が取り壊されることになり、建物の解体が始まりました。 <br />旧加納町役場は国会議事堂の設計にも関わった近代日本を代表する建築家、武田五一が設計した鉄筋コンクリート造り2階建ての建物で、大正15年に完成しました。 <br />旧加納町が岐阜市に合併されたあとは、市の事務所として使われていました。 <br />アーチ型の天井など、ヨーロッパの建築様式を採り入れた外観から11年前に国の登録有形文化財になりましたが、老朽化で倒壊するおそれがあるうえ、改修に多額の費用がかかることから、 <br />市が取り壊しを決め、けさから解体工事が始まりました。 <br />工事では大型の機械を使って建物の壁が次々と壊されていました。 <br />岐阜市教育委員会の石原英典文化財係長は「貴重な文化財が壊されるのを見るのはつらい。建物の記録や歴史をまとめて地元に愛された建物が、この場所にあったことを伝えていきたい」 <br />と話していました。 <br />解体後の跡地については、岐阜市が地域のまちづくりや観光PRの拠点となる施設の整備を検討しています。

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