慈恵病院が日テレドラマに抗議

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児童養護施設を舞台にした日本テレビのドラマが「施設の子どもたちへの偏見を生む」として、熊本市の慈恵病院が16日、日テレに抗議の申し入れをすることを明らかにした。病院は、親が育てられない子を匿名で受け入れる赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」を運営しており、約600の施設で作る全国児童養護施設協議会も近く、日テレに同様の抗議をする方針。 <br /> <br /> ドラマは、15日から放映が始まった「明日、ママがいない」。記者会見した病院の蓮田健・産婦人科部長は、ドラマの中で施設の職員が子どもを殴り、「お前たちはペットだ」などと暴言を吐いた場面があったことなどを挙げ、「施設の現状を知る視聴者は少ない。フィクションと言っても誤解されかねない」と指摘した。日テレには、番組の放送中止や内容の再検討などを文書で求める。 <br /> <br /> ドラマには、赤ちゃんポストに捨てられていたという設定の少女も登場。蓮田太二院長は、少女が「母親の顔も知らないくせに」などと施設でなじられる場面について、「同じ立場の子どもが聞いたらどれだけ傷つくか」と述べた。今後、放送倫理・番組向上機構(BPO)への申し立ても検討するという。 <br /> <br /> 取材に対し、日本テレビ総合広報部は「ドラマでは子供たちの心根の純粋さや強さ、たくましさを表し、子供たちの視点から『愛情とは何か』ということを描く趣旨のもと、子供たちを愛する方々の思いも真摯(しんし)に描いていきたい」とのコメントを出した。(日高奈緒)

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