宏大性の方法私論
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04/18/24
「国土の宏大さは、なによりも先ず首都の面貌を絶えず一新しながら憧憬化して定点として打ち樹て、地方都市と周縁の暮らしを適切に配置して、首都と地方の距離感を保障することによって立派に解決されます」。 <br /> 之はキムジョンイルさんの国土論ではなく私の持論ですが、国家設計、国土意匠をただすべき機ではないか……各国からの人びととの会談におもうことです。その意味でもいまや北朝鮮は参考になる数少ない国家の一つです。 <br />「国土の距離感を保障するためには、あらゆる輸送機関はその形態と運用方法を従属させねばなりません。また地方都市を、その風土と特色を活かした性格を獲み建設することであります。一部の人びとは行政単位を変更すれば解決すると主張しているそうですが、それは完全な誤りです。機械主義に陥ってはなりません。地方毎による特色ある生活空間を実現することによって始めて、距離が単なる図面線ではなくメリハリを持ち生き生きとしてくるものです。形態と方法が従属させるためには、国家設計、国土意匠の確乎とした思想を打ち建てなければなりません」。 <br /> 台湾の失敗というものを今秋いっしょに過ごした台湾からのご家族とのあいだにも出ました。高鐵はやはり台北へのより集中を産んでしまい、中間都市の衰微がますます起り始めている……と。 <br /> 日本は成熟社会と言われています。言われていますが、新しい国家設計と国土の意匠の思想を確乎と樹立すれば、新しい可能性が拓ける……私はこのように念っています。 <br /> そのためにはグランド・デザイナーズが必要です。それを束ねるデザイナーが必要です。
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