「“乳” 進化する神秘の液体」ヒューマニエンス

ヒューマニエンス<br />「“乳”　進化する神秘の液体」<br /><br />赤ちゃんの命の糧、栄養豊富な「乳」。実は、哺乳類のなかでも千差万別。進化に応じて種ごとに変化してきた。そして私たちヒトの乳には、ヒト独自の進化が秘められていた。<br /><br />番組内容<br />「乳」を与えて育てる生き物、哺乳類。私たちヒトもその仲間だ。未熟な胎児を守り成長を促すため、「乳」はその成分を生息環境ごとに変え、工夫した。極寒に棲むアザラシの乳は脂肪分が多く、極暑に生きるシマウマは水分が多い。ヒトの乳の特徴は「ミルクオリゴ糖」が極めて多いこと。生後１年で脳を大きくするヒトの進化の原動力なのだ。そして感染を防ぐ免疫や社会性獲得との関連も明らかに！「乳」の知られざる役割を妄想する。<br /><br />出演者<br />【司会】織田裕二，藤井彩子，【出演】山崎ナオコーラ，【解説】国立成育医療研究センター医長…和田友香，帯広畜産大学名誉教授…浦島匡，【語り】藤井千夏