中国で遺伝子組み換え米の人体実験

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中国で遺伝子組み換え米の人体実験<br /><br />【新唐人2012年9月7日付ニュース】遺伝子組み換え作物の安全性については議論が続いています。8月31日、国際環境保護団体グリーンピースが 声明を発表し、アメリカの科学研究機構と中国政府系機構が湖南省で児童らを対象に遺伝子組み換え作物の人体実験を行ったことに対して非難しました。一方、 中国の一部スーパーマーケットで販売されている遺伝子組み換え米の出所に対して、外部は疑問を投げかけます。<br /><br />8月1日、 アメリカの健康・栄養専門誌(The American Journal of Clinical Nutrion)が、中国湖南省衡陽市で6歳から8歳までの児童24人を対象に行った、遺伝子組み換え米に含まれるカロチンのビタミンAへの 転換に関する実験報告を発表。<br /><br />この研究はアメリカのタフツ大学(Tufts University)の主導の下で行われ、アメリカ国立衛生研究所(National Institutes of Health,NIH)と農務省から資金援助を受けています。実験は、中国湖南省疾病制御および予防センター、中国栄養および食品安全研究 所、浙江省医学科学院などと合同で行われました。<br /><br />実験報告は発表とともに、グリーンピースから強く非難されました。まもなく、湖南省衡陽市政府が関与を否定。<br /><br />一 方、AFPはグリーンピースの報告書を引用し、"2010年、中国湖南省の米国資本のスーパーマーケット・ウォルマートや他のスーパーマーケットチェーン 店が遺伝子組み換え米を販売していた"と報道。後に、当局は遺伝子組み換え米ととうもろこしの実験許可を出しただけで、商業のための栽培許可は出していな いと説明。<br /><br />これに対しAFPは、中国がもし商業用の遺伝子組み換え米を栽培しなかったとすれば、湖南省のスーパーマーケットで販売した遺伝子組み換え米は一体どこから来たのかと、疑問を投げかけます。<br /><br />グリーンピース食品&農業部門 王偉康主任<br />「2004年~2005年頃、遺伝子組み換え米の種は華中農業大学の張啓発研究チームから流出した事が判明しました。検査の結果、これらの遺伝子組み換え米はみな同じ品種であるのが分かりました」<br /><br />ラジオ・フリー・アジア(RFA)は、中国のスーパーマーケットの遺伝子組み換え米は中国で栽培された可能性が高いと報道しました。<br /><br />米アラスカ大学植物病理学者 黄潔華教授<br />「すでに遺伝子組み換え米を中国は作り出しています。聞いた話ではすでに遺伝子組み換え米の多くが外部に流出しているそうです。農家もすでに栽培し始めています。ウォルマートのあの米が遺伝子組み換え米である場合、中国の米の可能性が大きいです」<br /><br />遺 伝子組み換え作物は除草剤や病虫害に強く、貯蔵性にも優れているため、生産者や流通業者にとって利点が多い反面、その安全性については議論が続いていま す。国際社会でも遺伝子組み換え作物の商業化はまだ認められていません。グリーンピースは、人体実験を受けた湖南省の児童らに対し、医療および法律の面で 援助を行うよう呼びかけています。<br /><br />新唐人テレビがお伝えしました。<br /><br />http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2012/09/02/a757403.html.(中国語)<br />(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/工)

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