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診断つかない病気の専門外来を新設 慶應大病院 2016年1月31日

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診断つかない病気の専門外来を新設 慶應大病院 <br />2016年1月31日 7時27分 <br />通常の診察では診断のつかない病気に対し、遺伝子の分析を行うことで原因を突き止めようという専門の外来を、慶應大学病院が今月、新たに開設しました。 <br />東京・新宿区の慶應大学病院は、今月、新たに「未診断疾患外来」を開設しました。 <br />この外来では、さまざまな症状がありながら従来の検査では診断のつかない患者について、かかりつけ医から患者の情報を受け取り何の病気か検討します。 <br />そのうえで、家族にも同じような症状が見られたりするなど、遺伝的な原因の可能性が高い場合には、遺伝子分析を行い、病名を特定したり病気の研究につなげたりするということです。 <br />また、慶應大学病院では、iPS細胞を使った医療について情報提供する「iPSコンサルテーション外来」も新たに開設し、パーキンソン病など14の病気について、かかりつけ医からの紹介を受けた患者を対象に専門の研究者が国内外の研究の進捗(しんちょく)状況などについて説明するということです。 <br />慶應大学の岡野栄之教授は「遺伝子の分析で診断がつけば、治療法が分かったり合併症の治療にも迅速に対応できたりといったメリットがある。 <br />また、iPS細胞の外来はすぐに治療に結びつくわけではないが、患者の協力をもらって病気の研究を進めることで治療法の開発に一歩でも近づけたい」と話しています。

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