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発達障害の原因遺伝子を特定 2016年07月17日

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発達障害の原因遺伝子を特定 <br />2016年07月17日 06時42分 <br />ある特定の遺伝子が過剰に働くとADHD=「注意欠陥多動性障害」などの発達障害の症状が引き起こされることを大阪大学などのグループがマウスを使った実験で解明し、 <br />今後、新たな治療薬の開発などにつながると期待されています。 <br />研究を行ったのは、大阪大学大学院医学系研究科の山下俊英教授などのグループです。 <br />ADHDなどの発達障害は染色体の一部にごくわずかな異常があると発症のリスクが高まることが知られていますが詳しい原因やメカニズムはよく分かっていません。 <br />グループでは患者の脳で強く働く「マイクロRNAー484」という遺伝子に注目し、人工的にこの遺伝子の働きを強めたマウスを作製して変化を調べました。 <br />その結果、正常なマウスと比べて、遺伝子の働きを強めたマウスでは、活動量がおよそ1.3倍に増えるなどヒトのADHDによく似た症状が確認されたということです。 <br />さらにこの遺伝子が脳の中で神経の元となる細胞が神経に変化するのを促進する働きがあることも突き止めました。 <br />グループでは、この遺伝子が過剰に働くことで、神経細胞を作り出す際の微妙な制御ができなくなることが発達障害の原因の1つと考えられるとしています。 <br />山下教授は、「ヒトでも同じことが起こっているとみられる。さらに研究が進めば新たな治療薬の開発などにもつながる可能性がある。」と話しています。 <br /> <br /> <br /> <br /> <br />身体障害者 障害者 <br />障がい者 障碍者

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